鬼なら常に
今週のお題「鬼」
家や学校で節分をやった記憶がないから、まぁやってないんだろね。
つか鬼なら家にいるから、鬼は外福は内!ではなく、全くの逆だったよ。
悪い事をしただけでなく、母親の虫の何所が悪かった時にも容赦なく、季節も関係なく外に出されて、時には朝までそのままだったりもあったよ。
鬼は内福は外だったね。
外に出されてる時間はとっても孤独で寂しくて、でも中にいるよりは痛い事もなく安らかな時間になっていた。
ただ、真冬で一晩耐えなきゃいけない時は、かなりキツかったよ。
"私の本当のパパママが迎えに来てくれるかもしれない。
本当のパパとママに会いたいな、
あったかいだろうな、たくさん一緒にいれるんだよね。早く来ないかな^_^"
って思ってたけど、残念ながら本当の親は家の中で寝てる。
一晩外にいる時はいつも自転車カバーを被らないといけなかった。
でも、破れたカバーの隙間から見る空は好きだったなぁ。慣れるにつれ、むしろ出された方が安心する時間になってたから、皮肉なものだよ。
でも思うよ。
鬼でもいい👹、連れ出してくれたら今より幸せだったかもって。もしかしたら最悪の結果になっていたとしても、ひと時は私の心は幸せに包まれるかもしれない。私が欲しい安寧があったかも。それだけ追い詰められていた。
もし、私があの頃に戻っていたら、
もしあの状況に戻っていたならば、私は施設行きを希望して交番に行くだろう。
そしたら、節分に『鬼は外福は内』が言えただろうと思うよ。